理事長・施設長挨拶

理事長からのメッセージ

社会福祉法人藤の里
理事長 長尾憲樹

「スタートから現在、
そして近未来へ」

2000年、和気町で障害児を懸命に育てている母親がいた。何とかして我が子をこの社会に歩みは遅くとも、少しずつでも適応して、成長を促し、見守るために福祉作業所をスタートさせた。参加者20名、スタッフ3名であった。しかし、このままの継続、活動に限界を感じていた。当時、NPO法が始まりNPO法人化の選択を模索しつつ、思い切って岡山県に社会福祉法人の承認申請に舵を切った。必死の思いが通じて認可が2005年10月に下りた。そして、18年の歳月がたとうとしている。現在まで山あり谷ありの道を歩き続けてこれた。これまで、その時折に関与して頂いた皆様の力があればこそと深謝致します。利用者90名、職員54名への社会福祉法人へと成長した。二十歳を祝う会で保護者(父上)が話された言葉「私達亡き後、子供をよろしくお願いします。」を私は決して忘れることはない。藤の里(藤工房)は近未来に向けて歩み続けます。どうか、皆様の力をお貸し下さい。


施設長からのメッセージ

社会福祉法人藤の里
施設長 延藤美智子

藤の里は平成17年に知的障害者授産施設として認可された法人です。
設立以前は、近隣に社会資源がなく通所事業所のない時代でした。学校卒業後、長く在宅状態の障害者がいました。
その様な中、利用者をはじめ家族、地域、ボランティア、福祉関係の方々など多くの皆様に多大なご協力とご支援いただき社会福祉法人藤の里を発足することが出来ました。
設立以来、障害者福祉に関わる大きな法律の変遷を何度も経て、現在は利用者のニーズを的確に受け止め一人一人の個性と主体性を尊重しその人らしい暮らしを送るため生活自立と社会参加の礎を提供します。
当法人の運営理念のもと、「どんなに障害が重くても」ライフステージに沿った本人が望む生活のあり方を専門的療育支援に全力を傾け、健康で文化的な生活を送ることで自立と社会参加を援助することを基本理念としています。
社会から必要とされる人として成長されることを願い共生社会の実現を目指し地域福祉の向上に積極的に貢献します。
そして、支援に携わる職員全員が「信頼と絆を大切にした支援」に生きる喜びを感じ、感動ある人生を送ることで福祉へ貢献できる人になって欲しいと願っています。